一般の解析ソフトは単位系をどうするかについてユーザに任せている場合が多いです。しかしこれによりどのような単位系を用いれば整合性のとれた解析ができるのか迷ってしまうことも多いのも事実です。単位系の整合性が取れないまま計算して、よくわからない結果に困惑した経験のある方も多いことでしょう。
ここでは整合性のとれた単位系の組み合わせを列記してみます。業界・分野により使われる単位系は様々だと思いますが、とりあえず代表的な組み合わせを紹介します。また、とりあえず構造解析に限ります。

ここで、
考え方としては、長さ、時間、質量を基準に考え、その他の単位はそれらの組み合わせで決めていくことです。例外は工学単位系で力にkgfを用いる場合です。これは長さ、時間、力を基準に考えます。
基本はSI単位系に統一することが一番だと思いますが、機械系の場合形状がmmで表記されることが多いため、整合性を取るためにどっかで調整が必要になります。通常の静解析ではあまり問題にならないかもしれませんが、構造の質量が影響するような動解析、固有値解析などを実施する場合は周波数で整合性が取れなくなるため特に注意が必要です。
[変更履歴]
2010/10/03:熱解析に使用する項目も追加しました。
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