非線形静解析において、摩擦や従動荷重、一部の特殊の材料モデル等を含む解析モデルの場合、剛性マトリクスが非対称となる場合があります。このような問題では非対称ソルバを選択した方が収束性が向上する場合があります。
しかし、 そのような非対称マトリックスを非対称ソルバで計算するよりも,、時間増分を細かくして通常の対称ソルバで計算した方が効率的な場合も。この辺もモデルによりけりでノウハウになってしまうのですが・・。とりあえず収束性向上の手段としては知っておいた方がよいと思います。
ちなにみAbaqusの場合
デフォルトは基本的に対称ソルバが選択されるようです。
ただし初期のステップで以下の条件を満たす場合には非対称ソルバが選択されます。
・Abaqus/Aqua 荷重
・コンクリートの塑性損傷モデル
・0.2 より大きい摩擦係数が与えられている摩擦
(注意)後続のステップで上記の条件が表れても自動的に非対称ソルバにはならないので、利用する場合には明示的に非対称ソルバを選択する必要があります。
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