静解析とは入力荷重及びその荷重による構造側の応答が時間的に変化しない状態を解析することです。動解析に比べて計算負荷は低いですが、状況によっては本来動的な現象を静的に置き換える必要がある場合があり、その妥当性の検証が必要です。
動解析は入力荷重や構造側の応答が時間的に変化する状態を時間軸や周波数軸で解析することです。動解析には固有値解析、周波数応答、過渡応答などの解析タイプがあります。時間軸や周波数軸で解く必要があるため、静解析に比べて計算負荷は高いですが、怪しげな近似を最小限にして実現象をある程度そのままモデリングすることが可能です。しかし、特に共振現象などが絡む場合には減衰値が解析結果に大きく影響するため、それをどのように同定するかが難しいです。減衰値は理論的に算出できず、実験により求める必要があります。
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