CAE技術情報局

「CAE技術者のための情報サイト」の管理人JIKOのブログ。CAE技術者、機械系技術者向けの技術情報、ホームページの更新情報などを掲載していきます。
スポンサードリンク

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

Q値

Q値は電気工学の分野で発振回路の共振ピークの鋭さを表すパラメータとして用いられているようです。機械系の振動分野でもたまに用いられることがありますのでここでまとめておきます。

振動分野におけるQ値は振幅の増大率として認識しておくと便利です。例えば、Q値=10だった場合、ある構造に静荷重Fを加えたときの変位をUとすると、同じ荷重値Fを固有振動数に一致する周波数で加えた時の(つまり共振時の)変位が10×Uとなります。

Q値を減衰比ζを用いて表すと下式のようになります。

image001_20121127212130.png ・・・(1)


ここでζが十分小さいと仮定すると近似的に下式が成り立ちます。

image003_20121127212131.png ・・・(2)


実務的にはζが~0.3くらいまではこの近似式が成り立つと覚えておくとよいです。一般的にζが0.3と言えばかなり大きいですので、ほとんどの構造では式(2)の近似を適用することができると思います。

式(2)を覚えておくと、Q値=10(共振時の振幅の倍率が10ということ)の場合は、減衰比ζは約0.05であるということが解ります。逆にζ=0.05であれば共振時の振幅は静荷重に対して10倍くらいになると予測することができます。また減衰を変化させたときの振幅の変化も見積もることができるようになります。いろいろ検討するときに便利ですので覚えておいた方がよいでしょう。

ちなみに応答のピークにおける減衰比ζと構造減衰係数G、Q値の関係は下式のようになります。

image005_20121127212131.png ・・・(3)


減衰比ζではなく構造減衰Gで考える時は上式で換算することができます。

↓よろしければブログランキングにご協力を
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
にほんブログ村

***************************
CAE技術者のための情報サイト
Facebookページ
Google+ページ
***************************
関連記事
[ 2012/11/27 21:28 ] 技術メモ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

検索フォーム
プロフィール

JIKO

Author:JIKO
 とあるメーカに勤め、CAEを担当する技術士(機械部門)。 コンピュータシミュレーションにより製品の強度や性能を評価するのがお仕事。
 CAE技術者のスキルアップを支援する『CAE技術者のための情報サイト』の管理人。
ホームページの詳細プロフィール

↓よろしければブログランキングにご協力を
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
にほんブログ村

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
書籍
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。