前回の補足です。
http://jikosoftcom.blog25.fc2.com/blog-entry-868.html前回、設計者CAEとは?について考えましたが、今回は設計者CAEをうまく運用するためにCAE専任者は何をすべきなのかについて考えます。
私は一応メーカでCAE専任者をしていますが、とりあえず自分のことを棚に上げときます。あしからず・・。
CAE専任者がすべきことは、設計者が概念設計時に活用するような簡略モデルをどのようにモデル化するか、そしてそれを用いてどのような評価をすべきなのか、についてしっかり検討して標準化していくことだと考えます。
現実の複雑な問題を簡略モデルに落とし込み、設計で活用できるような評価ができるようにすることは、非常に技術力が要求される仕事だと思います。標準化されてしまえば、簡略モデルなので、時間のない設計者でも簡単に作成できるようになります。
また、基本的に設計者が解析した方がよいのですが、詳細設計時などにおいて設計者が手に負えない大規模になるものや、より高度な解析機能(非線形、動解析、熱流体など)が必要な場合はCAE専任者が対応すべき案件だと思います。
更に新規解析分野へのチャレンジと社内展開、啓蒙活動、操作教育、技術教育など、いろいろやることはありそうです。
しかし最も重要なことは、CAEをうまく運用して開発を進める風土づくりでしょうか。とりあえずそういった流れを作れば徐々にレベルが上がっていくものだと思いますが、これがまたうまくいかないのです。標準化しても活用されなければ意味がないし、高度な解析してもその場限り、後のノウハウになっていかないとか・・まぁ私の力が足りないのですが・・そんなことを考えてまた明日からそうできるように頑張ります。
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